アライメント ゲージ F5 で トー 測定編 -その①-
2011.10.06・アライメント調整●サスペンション 関連白アルト 前期 4WD HB11S
整備手帳
作業日:2011年10月06日
アライメント ゲージ F5 で トー 測定編 -その①-
白アルト 前期 4WD HB11S
●サスペンション 関連 > アライメント調整
整備 / メンテナンス / 測定
作業: DIY
難易度: 中級
作業時間: 15分~30分以内 (時間をしっかり確保して焦らずの作業をおススメします。)
アライメント ゲージ F5 で トー 測定
先日から、うちの白アルトちゃんがボディの痛み(錆による腐食等の修理など)で入院してまして更新が遅れてしました。
すみません。
今回は、アライメント ゲージ F5 を使用して トー 測定編について書きます。
画像は撮り貯めてあったので大丈夫です。
手順1. 車両水平に合わせて足長さ調整
前回の車庫(車体)の水平を出した続きですので
(関連記事 簡易水平器の自作(アライメント測定&調整用) はこちら)
5ミリのゴムマット分、左右の高さが違います。
同じ分だけ(今回は5mm) 左右のゲージ高さ(足の長さ)を変えます。
※因みに水平な場所であれば左右同じ高さで問題ないです。(この工程は省略で大丈夫です。)
ゲージの足の部分は数センチ程度なら調整可能です。
こういう何気ない調整部分があり自分は この商品は考えてつくられている良い部分だと思いました。
因みに、こちらはゴムマット無し(左)なので60mmに調整しました。
画像では微妙にズレて見えますが、カメラの位置の関係です。実際にはしっかり寸法も合わせてあります。
こういった測定値の撮影は難しいですよね。
手順2. 反対側も足調整をする
こちらはゴムマットありの右側。
65mmに調整しました。
後々の作業中にズレたり緩まない様に しっかりと締め付けておきましょう。
これで左右同じ高さの場所を測れます。
同じ高さを測るのが重要です。
昔は缶コーヒーの缶で高さ合わせていましたのも懐かしいですよね。
ひと昔前よりは少しは進化したということでしょうかね(笑)
手順3. タイヤサイドにゲージセット
私は、ホイールリムの当たらないタイヤサイド部にゲージを合わせました。
ぐいっと押しつけてズレない様に。
この画像は後日別撮影したので、ホイールのブレーキダスト汚れが目立ちます。
まぁ気にしないでください。
手順4. ゲージとホイールのセンター合わせ
ゲージセンター部をホイールセンターと合わせます。
付属のキャンバーゲージの おもり糸 をたらすと簡単にセンターが出ました。
説明書には大まかなセンターでも良いと書いてあったんですが、折角ですのでしっかりセンター出しもやってみることにしました。
手順5. 左側の確認
こちらは左側
右側からスケール(メジャー)を前後2つとも伸ばしてゲージの『メジャー内側』矢印表記の所に合わせてゲージ端に引っ掛けます。
ココを合わせることで前後のスケール間の距離も同じにします。
手順6. 右側も確認
こちらは右側
スケールにはロック機能がついています。
最初は長めでロックしておいて反対側のゲージ端にスケールを固定してからロック解除(縮める)すれば1人でもできます。
スケールが所定のゲージ端に固定されているか確認しつつ、少し引っ張り気味にします。
ゲージ両側ともしっかりタイヤに押し付けましょう。
ゲージの足が均等に地面に接するようにも気をつけながら。
手順7. 測定値を読む
画像左:元々 白いプラスティックの スケール固定プレートが付いています。
ですが、何度か作業をしているうちに
スケールに強めの引っ張りテンションをかけると外れそうになります。
とりあえずの応急処置として しっかりとした固定の為、私は養生テープで上から固定しました。
毎回、簡単に測定したいですので、ココは今後、改良する余地がありそうです。
画像右:黄色矢印のゲージ内側を測ります。
前後とも測り、その差でトーインかトーアウトかを判断、測定できます。
前輪の前:1447ミリ
前輪の後:1426ミリ
ということは・・・
トーアウト 21ミリと結構すごい数値でしたw
文字通り アウトォー!!!
かなり狂ってて ダメダメですよね。
どうりで 直進時にステアリングも左にふれて ハンドルとられるわけです。
人によって好みがあるかとは思いますが、
トーイン 2ミリくらいには納めたいところです。
次回はこの続きの
トーイン測定&調整編になります。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
★ご覧頂きましてありがとうございます。
私の思い込みもかなりありますので、あまり鵜呑みにはしないで参考程度に見て下さい。
なお、改造行為はすべてメーカー保証対象外でもありますので、当記事の内容を参考におこなった改造によって、各操作機械の不具合、各部品、ブレーキ、エンジン等の破損や事故に繋がったとしても、当方は一切責任は持てません。ご判断や作業はご自身の自己責任にてお願いいたします。
★関連の記事
アライメント ゲージ F5 で キャンバー 測定編 -その①-