簡易水平器の自作(アライメント測定&調整用)
2011.09.03・アライメント調整●サスペンション 関連白アルト 前期 4WD HB11S
整備手帳
作業日:2011年09月03日
簡易水平器の自作(アライメント測定&調整用)
白アルト 前期 4WD HB11S
●サスペンション 関連 > アライメント調整
メンテナンス/調整
作業: DIY
難易度: 初級
作業時間: 30分以内
(時間をしっかり確保して焦らずの作業をおススメします。)
手順1. 準備
4輪アライメントやトーやキャンバー測定するにあたって、自宅の車庫や駐車場の水平具合をなるべく正確に測定/把握しておく必要があります。
この毎回の測定場所であるベースの状態もとても大切になり、今後の測定や調整時にもかなり影響してくるためです。
ベースがズレていると調整や測定も大変になってきてしまいますので、今後の手間を省いたり、精度を上げる為にも、まずは確認しておきましょう。
4輪アライメントを測定や調整をするにあたって、自宅の車庫や駐車場の水平具合をなるべく正確に測定/把握しておく必要があります。
この測定場所であるベースの状態もとても大切になり、今後の測定や調整時にもかなり影響してくるためです。
準備するもの
1. 透明なホース 3メートル(軽自動車はこのくらいあれば大丈夫)
2. 熱帯魚用の分岐バルブ 2個
3. 養生テープ (または、太目のマスキングテープ)
誰でも手軽に買える様にホームセンターで購入可能な品にしてみました。
上記で簡易水平器らしきものができます。
因みに、画像にある 蛍光色の糸 は、次回の4輪アライメント測定の時に使う予定です。
手順2. ホースの加工と接続
まず透明ホースをカットします。5~10センチくらいの短いホースを2本作ります。
残りの長い方がメインです。車幅にもよりますが軽自動車は3メートルで足りると思います。念の為、ホースを買う前に測っておいてくださいね。
※分岐バルブは、2個ともバルブを忘れず閉めておきましょう。
ペットボトルなどに水を溜めて、長いホースの片側を水につけます。
ホースを水につけたまま反対側のホースからマウスで吸います。
マウスtoホース?ホースtoマウス??
どっちでもいいですよね(笑)
結構勢いがあるので飲まない程度の力でやりましょう。
用量としてホースの8~9割くらいでしょうか。
そのままの状態でホースの両側に分岐バルブをハメます。
これでほぼ完成です。
実際の作業では水に着色した方が視認性が上がると思います。
自分はうっかり飲みそうなので水道水にしました。
日ごろから刺激が欲しい人はトイレなどの水で実行すると度胸試しになりますよ??
手順3. うっかり水漏れ対策
最初に切っておいた短いホースを残ったバルブ口につないでおきます。
バルブを閉じていれば水はでてこないのですが、私は うっかり八兵衛 なので予防策としてこのホースをつなぎました。
何かの拍子に水をこぼしそう(汗。)
この部分は無くても全然問題ないと思います。
手順4. 車両に取り付け(右側)
今回始めての測定ですのでドキドキでした。
長さが足りるか確認しながら車の下を通します。
車庫でも水はけ等の関係で(目視では分かり難い)若干の傾斜がついていることもあります。
このホースをつけたまま車を動かすことも考えてタイヤやフロントパイプなど干渉しない程度に少し余裕を持たせた方が良いと思います。
右サイドウインカー付近を目安にホースを垂直にテープで固定します。
手順5. 車両に取り付け(左側)
こちらも左サイドウインカー付近を目安にホースを垂直にテープで固定します。画像は少しゆがんでいますがもっと垂直に貼りなおしました。
ガムテープでも良いですが外すとき楽なので自分は養生テープを使用しました。
手順6. バルブの開放
両側のバルブを全開にします。
このホース内では、重力に従い 水は水平になろうと移動します。
手順7. 水位の測定
あとは両側を同じような基準値からホース内の水面の高さの差を測るだけです。
サイドウインカーの上部~水面。
ホントはアーム付け根などで測りたいのですが、車を動かしながら色んな場所を測りたかったのでこの位置にしました。
フェンダーが左右違いでで歪んでたりした場合は違う位置が良いかもしれません。
気になる測定値は
車庫も水平に見えて若干傾斜がついているみたいですね。
右:135ミリ
左:130ミリ
5ミリほど差がでました。
この差を埋める為に長く表示された方(今回は右側)のタイヤの下に5ミリのゴムマットを敷き相殺させます。
今回は前輪だけで水平を測りましたが、理想は4輪同時に行いたいところです。面倒ですがその方が細かい差が分かると思います。
今回は前輪のみの水平測定でどのくらいの効果があるのかも知りたかったのです。
この状態でキャンバーを測ります。
次回は アライメントゲージでキャンバー測定編 をレポートしようと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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私の思い込みもかなりありますので、あまり鵜呑みにはしないで参考程度に見て下さい。
なお改造行為はすべてメーカー保証対象外でもありますので、当記事の内容を参考におこなった改造によって各部品、エンジンの破損や事故に繋がったとしても、当方は一切責任は持てません。ご判断や作業はご自身の自己責任にてお願い致します。
★関連の記事
アライメント ゲージ F5 で キャンバー 測定編 -その①- はこちら