HB11Sに ツインカム⽤ HT06タービン交換作業 -外し編④-
2010.12.10・過給器系●エンジン 関連白アルト 前期 4WD HB11S
整備手帳
作業日:2010年12月10日
HB11Sに ツインカム⽤ HT06タービン交換作業 -外し編④-
白アルト 前期 4WD HB11S
●エンジン関連 > 過給機系
修理 / 脱着 / メンテナンス
作業: DIY
難易度: 中級
作業時間: 15分~30分以内
(時間をしっかり確保して焦らずの作業をおススメします。)
前回の関連記事
前回のお話
HB11Sに ツインカム用 HT06タービン交換作業 -外し編③-
からの続きです。
今回は、その続きを書きます。
手順21. 周辺ラインの確認と固着外し
緑丸: ターボのオイルライン(ドレン行き)
各バンドをプライヤなどを使用して外して、ホースを抜いていきます。
クーラントが出るので先に 黄丸 から1本ずつ外していきます。
下に大きめのトレイ(クーラント受け)などを置いておくと車庫や地面を汚さない様に作業できるかと思います。
長年の劣化等でゴムホース等は固着していることも珍しくないですので、ホースをねじったりして回転させながら抜くと比較的スムーズに抜けてくれます。
手順22. 各ライン外しの続き
事前にクーラントを少し抜いておけば、ホース外した時に大量に溢れてこないのですが、今回は作業時間の確保が難しかった係上、いきなりホース抜きました。(横着作業です。)
1本ずつ抜きました。
その辺にあった不要なボルト(これはフロントパイプの固定ボルト)をホースに突っ込んでとりあえず仮止めして様子をみます。
下に浅目のバケツを置いておきましたが、やはり 若干 下に漏れました。
オイルラインに関しては、先にエンジンオイル抜いてありましたので、それほどオイルは垂れませんでしたが、オイルはこぼれると周辺の掃除も大変ですので、念の為、ウエスを用意しておき軽く拭きました。
手順23. オイルラインのボルト緩め
オイルライン → タービン間 をつないでいるユニオンボルトを緩めます。
12ミリの背の低いソケットを使えば入ると思います。
結構クリアランスがギリギリですので、ソケットを入れてからエクステンションを差し込むと楽にハマリます。
このあたりの整備にはそれほど高い締め付けトルクも必要ない為、
私は差込角3/8インチ(9.5 mm)サイズを使っています。
逆に、これ以上の大きさだと太くて入りませんでした。
ハマってしまえば こっちのもんです!!
ラチェットレンチを使用して簡単に回してしましょう。
手順24. オイルライン切り離し時
ユニオンボルトを緩めるとオイルラインからタービンが外れて下に下がります。
このとき下側のワッシャ(パッキン)がタービン側に残ると思います。オイルでくっついているのでそのままにしておきます。
ユニオンボルトもラインに残したままです。
手順25. ワッシャを慎重に抜き取り
器用な人ならこのワッシャを普通に取れますが、私は不器用で落としてしまいそうでしたので、ホースリムーバーで引っ掛けて取りました。
※もちろんこのワッシャ(パッキン)の再利用は厳禁です!
取ったら廃棄します。
このあたりの部品は安いですので、余分な不安要素は排除する為にも、組み付け時にはケチらず新品を使いましょう。
手順26. ゴミ混入対策も忘れずに
ユニオンボルトと上側ワッシャを落とさないよう抜きます。
異物混入を防ぐためタービン側の元穴にユニオンボルトを戻しておきます。
ついでにタービンコンプレッサーなどにも養生テープ等を貼るなどしてゴミ混入対策をしましょう。
手順27. タービン本体外し
周辺全てが外れていれば問題なく取り外せます。
手順28. 新規格エキマニを装着
画像はすでにF6A新規格のエキマニがついています。
(すみません。作業時間の関係上、撮影できませんでした。)
ここまでお読み頂きありがとうございました。
★ご覧頂きましてありがとうございます。
私の思い込みもかなりありますので、あまり鵜呑みにはしないで参考程度に見て下さい。
なお、改造行為はすべてメーカー保証対象外でもありますので、当記事の内容を参考におこなった改造によって各部品、ブレーキ、エンジン、タービン等の破損や事故に繋がったとしても、当方は一切責任は持てません。ご判断や作業はご自身の自己責任にてお願いいたします。
★関連の記事
HB11Sに ツインカム用 HT06タービン交換作業 -外し編①-
HB11Sに ツインカム用 HT06タービン交換作業 -外し編②-
前回のお話は、
HB11Sに ツインカム用 HT06タービン交換作業 -外し編③-
続きは 、
HB11Sに ツインカム用HT06タービン交換作業~干渉回避 -加工編①- へ続く・・