フロント ブレーキ キャリパー/スライドピン 清掃/外し 他 -その①-
2013.02.10・キャリパー・ローター黒アルト 後期 FF HA21S●ブレーキ 関連
整備手帳
作業日:2013年02月10日
フロント ブレーキ キャリパー/スライドピン 清掃/外し 他 -その①-
黒アルト 後期 FF HA21S
●ブレーキ 関連 > キャリパー・ローター
メンテナンス / 調整・点検・清掃
作業: DIY
難易度: 中級
作業時間: 60分以内 (研磨作業は具合によって除く)
手順1. ジャッキアップ、工具準備とキャリパー外し
先日から気になっていたブレーキ効きの左右差と時々発生するブレーキ引きずりの為
今回はブレーキキャリパー/スライドピン周りの分解です。
とりあえず左側から始めました。
外すのは簡単ですが、組み付け時の難易度と重要部品でもあります為、中級としてあります。
19ミリ(高トルクで締まっている箇所ですので6角ソケット)、17ミリ(フレアナットまたは/スパナ)のレンチがあれば外れます。
ブレーキホース外しによってブレーキフルードも垂れてしまうのでバットなどあると便利です。
駐車場汚さなくて後片付けも楽だと思います。
手順2. 分解したパーツの管理
部品無くさないようにと、あと元通りに組み付けられるように整頓しておきましょう。
ローターに対してパッドの表/裏(外/内)であたりも微妙に違うかと思います。
私はアルミ製のお盆を使っています。
因みにブレーキホースクリップ外さなくてもできます。
ちょっとホース状態も確認したかったですので外しました。
手順3. キャリパーの清掃
キャリパー周りの清掃をします。
キッチン周りの洗剤とナイロンブラシ使ってゴシゴシ。
メインは内部なのでまずは軽めに(今日はコレくらいにしといてやる)しておきました。
ブレーキダストとかもこびり付いて汚れもすごいですね。
この状態でピストンやスライドピンを手で押してみて硬さを覚えておいてて組み付け後と比べましょう。
状態が良ければグリス入ってる状態でスムーズに動くはずです。
自分のはピストンは手ではかなり 力 入れないと戻りませんでした(汗。
手順4. ピストンの取り外し
コンプレッサーのエアの力でピストンを少しずつ押し出し。
このノズル先のゴム部のお陰でエア漏れせずに上手くエアが入ります。
プラモデル製作 エアブラシ用の小さなコンプレッサですけど何とか代用できました。
木片が手元に無かったのでゴム板で代用。ピントンが空気鉄砲のように勢い良くでようとするのでクッションとして。
何も使わないとピストン(※パッド押さえる箇所が傷つくので注意)
こっちは左前。
やはり、残念ながら ピストンにも錆があります。
手順5. シール外しと内部の清掃
ピストンやスライドピンが入っていた場所にOリング(シール)があるので、ツールなどで傷つけないように取り出す。
今回は部品が連休中に間に合わず 元に戻すことにしたので慎重に。。内部の研磨でどこまで復活するのか試してみたかったので。
(※通常は新品リングとブーツに替えた方が無難です。)
円柱型の専用ブラシでゴシゴシ。
グリスや汚れが沢山でした 汗。。
この円柱ブラシの柄がキャリパーに当たって上手く差し込めなかったので今後の改良ツールとして考えておきます。
ボルト2本外せば良いのですが・・・。そのまま使いたいですので。
不便の中から便利ツールができたりして。
どうしても汎用ツールなので全ての車に上手くピッタリ使えるわけじゃないのですね(涙。。
ツール(工具)の紹介
溝に入っていたシールを取り外しの際に使用したツールです。
この先端が尖ったツールは使いやすかったです。
便利な道具は時間短縮できて好きです。
手順6. 研磨作業と目視確認
錆が大きい所は 耐水ペーパー1,000番くらい
徐々に目を細かくしていって最終的には15,000番の精密模型用のペーパーで仕上げました。
2時間くらい 若干 ムキに なりつつ(笑)
お陰でキレイになりました。
表面に金色のコーティングのようなものが施されているようでしたのでココも新品交換が良さそうですね。
たぶん新品部品の方が効果も長持ちするかと思います。
キレイに研磨してあるといっても所詮削っているので錆がまたでる気がします。
研磨していくと薄い金色になりました。
手順7. ピストンとゴム部品の組付け
なんだか磨きは時間がかかりますね。。
シール、ブーツ類も清掃、ブレーキクリーナー、エアガン、ウエスで水分飛ばし、再度組み付けていきます。
水分残るとすぐに錆の原因となるので水分は完全に乾かしましょう!!
ワコーズのブレーキグリス スーパーSG を適量塗りました。
最初はビニール手袋でやってましたが直接手塗りの方が早くて正確に作業できました。
私は、相変わらずこのブーツ被せが苦手です。
なんとか破らず元にもどせました!
ブレーキフルードのエア抜き、ペダル踏み込みもやってタイヤ付けて完了。
とりあえず左側だけの1日目。
タイヤの空転が以前より少し軽くなった気がします。
ということは少しブレーキ引きずってたことになります??(汗。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
★ご覧頂きましてありがとうございます。
私の思い込みもかなりありますので、あまり鵜呑みにはしないで参考程度に見て下さい。
なお改造行為はすべてメーカー保証対象外でもありますので、当記事の内容を参考におこなった改造によって各部品、ブレーキ、エンジン等の破損や事故に繋がったとしても、当方は一切責任は持てません。ご判断や作業はご自身の自己責任にてお願いいたします。
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